皆さん、こんにちは。なんだかんだで久しぶりになってしまって申し訳ありませんm(_ _)m
今回は、Switchのゲーム「Caligura Overdose」の紹介をしたいと思います。
紹介
基本情報
・ジャンル:ロールプレイングゲーム
・対応機種:Nintendo Switch、Playstation 4
・セーブデータ:複数作成可
・オンライン機能:なし
・オンライン機能:なし
あらすじ
ふと気づくと、"リドゥ"という仮想空間に囚われた主人公。そこは「もしあの時ああしていれば」という理想が叶った世界で暮らすことを約束された、後悔のない世界だった。
何一つ不足のない世界で平穏に暮らす主人公だったが、突然"キィ"と名乗るバーチャドールに出会い、文字通り自身の半身となってしまい、「リドゥから現実に帰る」ために運命共同体となることになってしまう。
現実へ帰る過程の中で、出会う仲間達と共に出した最後の結論とは…
ゲームシステム&特徴など
・独創的な戦闘システム
本作品はちょっと変わったコマンドシステム性の戦闘を楽しめます。
具体的には、「イマジナリーチェイン」と呼ばれる空想視を駆使し、攻撃・回避等々タイミングを合わせることで、自身に有利になるように戦闘を進めていきます。攻撃には、「攻撃前の待機時間」・「攻撃後のクールダウン時間」があるため、タイミング調整が非常に重要です。
このほかにも、「空中打ち上げ」や「リスクブレイク」といったシステムを駆使することで、高難易度でも強敵を倒すことができる絶妙なゲームバランスです。
ちょっとシステムが複雑かもしれませんが、理解できれば、自分だけの戦略で強敵を倒す楽しみが味わえると思います。
・個性的なキャラクター達とその深層に迫るエピソード
仲間になるキャラクター達は、それぞれ辛い現実を背負っています。
ストーリーを進め、親交度を高めることで「なぜこの仮想空間"メビウス"に来たのか」・「どんな辛い現実が背景にあるのか」ということが分かるようになっています。
また、いわゆるモブキャラにもかなり尖った裏設定が存在します。
なので、「キャラ毎に細かい裏設定があるのが好き!」、「戦闘だけではなく、登場人物の掛け合いや心理描写も楽しみたい!」という方にもおすすめです。
感想(ネタバレ部分は反転済)
セールで2,000円を切っていたので買ってみました。
結論から言うと、癖や粗が目立つゲームでしたが、キャラ設定の深掘り度合いが良く、個人的には買ってよかったと思いました。
総プレイ時間は約100時間。(1週目約65時間、2週目約35時間/どちらも難易度Extreme)
まずはよかった点から。
メインキャラの「キャラエピソード」はしっかり作られていて、読んでいて面白いと思いました。
このゲームは「偶像殺し×現代病理の次代学園ジュブナイルRPG」を謳っているのですが、「現代病理」というところがよく表れていると思います。
いい意味で癖があってよかったです。(ネタバレ反転:ネット依存とかパーソナリティ障害とかひきこもりとか)
Overdoseから追加されたキャラ達のエピソードは、ばらばらだったものが最終的に一つに収斂していく感じがとても素敵だと思いました。(ネタバレ反転:どうあがいても
琵琶坂はクズだし許さないけど)
Overdoseからの追加要素といえば、敵の楽士の「キャラエピソード」も見ることができるので、なかなか面白いです。
初見で「嫌な奴だなー」と思ったけど、「キャラエピソード」を見たらちょっと印象変わるキャラもいました。笑
あと、戦闘システムも独特で面白かったです。
慣れるまで難しかったですが、慣れると敵を打ち上げてぼこぼこにする楽しさ、爽快感があります。コンボも考えたりするの楽しいですしね。
私はボス戦の時、笙悟の「カルネージディスペア」からのオーバードーズスキル二連発が定石です(`・ω・´)
あと、難易度一番上のExtremeでもきちんと考えて攻撃すれば、多少のレベル差があろうと勝てるところがよかったです。難敵に勝てると喜びもひとしおですからね。
次はちょっと残念だった点。
メインシナリオの粗がめちゃくちゃ気になりました。特に楽士ルート。
大きくネタバレしない範囲でざっくり言うと、主人公が敵の楽士側に寝返ってダブルスパイみたいな活動をするのですが、「それ味方の帰宅部に疑われるでしょ?みんな突っ込まないの?」みたいなシーンがちらほらありました。(ネタバレ反転:笙悟が自分の過去を独白しようとしている時、主人公が「ちょっと用事あるから」で楽士側に行くときとか特にあんまりだと思う…)
ただ、楽士ルート自体は、楽士やOverdose新キャラのキャラエピソードが見れるようになるので、それはそれでやる意義はあるのですが。
もう少し何とかならなかったのかな…と個人的に思ってしましました。
あと、大事なシーンでめりこむ主人公はほかのゲームでなかなか見ない。下の画像以外にもちょいちょいめりこむ主人公が見られる
Furyuさん、限られた予算と時間の中で、頑張って制作されたゲームだってことは伝わってくるんだけど…でもこれはテストプレイとかで気づかないかな…?
あと、因果系譜(モブキャラの裏設定クエスト)多すぎぃ。
いや、400人ですよ?量を見ただけで本当に萎えた。
特に大きなメリットもないし、このシステムのコンセプトは「やってもやらなくてもいい」的なことで制作されたらしいので、単純に自分に合わなかったで終わらせればいいとは思うのですが。
モブキャラにも裏設定的なものがあること自体はよかったのですが、それを解決するための「トラウマクエスト」が一辺倒だったり、各人の「トラウマ」がちょこちょこ被っていたりするのも残念でした。
あと(ネタバレ反転:殺人癖とかガチの嗜虐癖とか)超尖りまくったトラウマが偏りすぎなのもちょっと。
こんな感じですかね。
残念だった点もちょこちょこありますが、それを補うだけの良さもあったゲームだと思いました。
それなりに癖はありますが、ハマる人はハマるタイプのゲームだと思うので、興味のある方は是非プレイしてみてはいかがでしょうか?
今回はここでお開き(・ω・)ノシ
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